2022年01月26日
トワイライトエクスプレス瑞風
当たりました。瑞風。
コロナで運休になっていた瑞風。
当然その時期に当たっていた人は権利を持ち越すことが出来るので、だいぶ席も埋まった状況でそれでも多少空きがありますという募集が来たのが去年の4月ぐらい…
空きが少ないんじゃ益々当たりにくいし、去年の4月に今年の1月の感染状況なんて予想もできないし、まあでもダメ元で応募しました。
出発地が大阪ですからね。
年が明けてから急激に感染者が増えてドキドキしたけど蔓延防止の前になんとか乗ることができました!
本当は四季島と同じでラウンジに集合して出発前のイベントがあるのですが、コロナで中止。
入り口だけ特別にしつらえてありここで受付を済ませます。
その罪滅ぼしでしょうね。
上の階のカフェで金属製の乗車券を見せるとメニューにあるものはすべて無料。
しかしここに落とし穴が…
9:30~受付開始でカフェに着いたのが40分頃。
瑞風の入線が55分なので時間がありません。
しかもこの店本気で飲み物淹れてるから遅い!!
急遽持ち帰りにしてもらって急いでホームに向かうというドタバタ劇になるのでした。
間に合ったよぅ(;'∀')
四季島は他の人が入れない特別なホームから乗り込むのに対して瑞風は普通に入ってきます。
やっぱり何かと比べちゃうのはこれからも道中ずっと続きます。
このへん写真撮ってるのはもちろん私だけ(~_~;)
だってキサイネとかキラですよ…
四季島でこれやるとモーターがついているだけにキモイネになっちゃうからやめたとかいう都市伝説…
三大クルーズトレインで外に出られる展望車は瑞風だけ。
因みに走行中は進行方向のデッキは出られません。
後だけ。
先頭の外に出ていたら何かと衝撃したときにいろいろ危ないですからね。心も体も。
そういやロマンスカーの最前列もガラスがついてるから体は安全だが心の方は…
バスルーム
高い部屋はバスタブついてるんですけどね。
四季島にあったお湯の残量表示はありません。
それでも四季島は積載量に自信を持っていて湯水のごとく使ってねっていうスタンス(いや湯水なんだが)
瑞風は案内の中に積載量が限られているからお水は大切にね!っていう方向性です。
ウエルカムドリンクはシャンパン。
スパークリングワインじゃなくてシャンパンです。
四季島はすべてのドリンク無料でしたが瑞風は一部有料。
まあでもドンペリこの値段なら安いわな(;^_^A
一本空ける自信がないので頼みませんが…
飲み放題の山崎は18年です。
四季島は25年を飲み放題だったのでそれだけで元が取れる勢いでしたが…
そもそも元取るもんじゃないし、比べてばかりいてもしょうがないですな(^^;
車窓は雪景色。
この大雪が降ったせいで…
前々日にツアーデスクから電話がかかってきて
「今周遊に出ている瑞風が明日大阪に戻ってこられないと運休になる可能性がございます」
なんていう戦慄の走るお知らせが…
そんなこと言っても前乗りの飛行機も宿もいまさらキャンセルできないし行くしかない、もし運休だったら倉敷とか尾道とか自主観光するしかない覚悟で出発したという…
お食事は当然の如く超高級。
本来は食堂車”ダイナープレアデス”でいただくのですが、コロナ対策で部屋出しに変更しています。
スバル乗りにはとても残念。
この料理を運ぶために2人余計に乗車しているとか、ピストン輸送するので4分後に運び屋がちょうど帰ってくるタイミングに次の部屋の料理を仕上げるとかいろいろご苦労があるようです。
先頭車両のデッキは出られませんがライブカメラを部屋のiPodで見ることができます。
あっという間に日は暮れて、夜の展望車もまた素敵。
もちろんディナーも一流シェフが乗り込んで作っていますから最高のものです。
通常運行では食堂車に行っている隙に部屋をベッドルームにトランスフォーメーションしに来るのですが、部屋出ししちゃってるからそれができない。
苦肉の策っていうか、食後にラウンジで生演奏会が開かれます。
聴きに行っている間にベッドメイキングする作戦。
みんなマスクしてるからモザイクはいいかな(笑)
動画も撮ってきましたが気動車なもんでディーゼルエンジンの音が結構うるさくて(;'∀')
その場にいると気にならないんですけどね。
部屋に戻ると見事に寝室に変わってます。
私は全然気にならなかったのですが、母は走ってる音と揺れで寝られなかったようです。
そこが寝台列車の醍醐味なんですが万人受けはしないのね。
列車に乗ってるだけで幸せな人種には残念ですが途中下車観光があります。
移動はこのために作った瑞風バス。
これもコロナ対策で乗車人数を減らすためもう一台用意したようです。
日替わりで瑞風バスと普通の観光バス。
塗装と内装が違うだけで同じバスですがやっぱりちょっと残念な感じは否めません。
なので日替わりで入れ替え制です。
因みにこのバスは有事の際に備えて常に瑞風と伴走しています。
料金が高い一因。
短距離しか乗らないのに運転手さんも2人乗車だし…
あ、伴走で回送する距離はかなりなもんか。今気づいた。
駅の改札は通らず専用出入り口です。
乗客の証にとバッジを着けさせられますが、どこでも顔パスです。
観光から戻ってくると名前も聞かれずに部屋のキーを渡されるのは四季島と一緒。
食事は車内だけではなく地元のお店にも寄ります。
萩の梅乃葉さん。
函館以外でイカの町があることを初めて知りました。
そもそも私、山陰を訪れるのは初めて。
こんなに透き通ったイカは新宿イカセンター以来だな…
てか、新宿でもいいのか!?
いやいやここまで来て食べる価値のあるものでしたよ。
町の雰囲気ごと美味しくいただきました。
バスで移動して松陰神社です。
学生時代世田谷に住んでいた頃に馴染みのあった松陰神社。
歴史に興味のない私は何でここにも松陰神社??って感じでしたがいろいろあったのですね。
ここに帰ってこられなかった吉田松陰を祀ったのが世田谷の松陰神社だったことをいまさらながら知りました。
興味のある方はググれ!!
美しい車窓を眺めながらの旅も間もなく終点です。
ラストスパートです。
緑のカクテルはその名も”瑞風”
車体の緑と金をイメージしている爽やかなカクテルでした。
楽しい時はあっという間に過ぎ去り…
終点下関に到着。
下車後にクルーやシェフの方々と記念撮影をし駅を後にします。
微妙なやっつけ感を醸し出す専用出口。
下関で降ろされても困る人が多いので、このあとバスで小倉まで送ってくれます。
関西在住の方々は多分そのまま新幹線でお帰りの様子。
千葉まで帰れないこともないのですが無理せず小倉で一泊します。
翌朝
小倉から博多まで新幹線。
もちろん500系は狙いです!!
北九州空港までバスもあるのですが、あえて福岡空港まで行きます。
だって北九州空港は本数も少ないしサクララウンジもないし…
今回も贅沢な時間を過ごしました。
さて…
クルーズトレイン、あとはななつ星を残すのみ。
また当たりますように…
タグ :トワイライトエクスプレス瑞風
Posted by なべりん at 22:38│Comments(0)
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